管理人の日記 〜2006年2月〜先月日記トップ翌月
2月28日 (火) 神々と出逢う―神奈川の神道美術―
 神奈川県神社庁設立60周年記念特別展として神奈川県立歴史博物館で開催中の「神々と出逢う― 神奈川の神道美術―」に行ってきた。久しぶりの美術展である。

 まず、大磯の六所神社、高来神社、湯河原の五所神社、横浜の瀬戸神社などの神像の群れに圧倒された。これほどの中世の神像彫刻が神奈川に残されていたとは全く知らなかったからである。袈裟をまとった神像もいて神仏習合のあり方をよく示していると思われるが、やはり仏像とは違った雰囲気をかもし出している。

 このほか、天神像、懸仏、境内図・縁起絵巻などにも興味深いものが多い。地元の社寺であり、小学生の頃いろいろ由緒を調べたり、実際にたずねてみた所も多い。今回、そうした由緒を裏付ける品々をこのような形で見ると、その頃を思い起こして懐かしい。また、なぜそれらが、そこにあるのか?というかつては思い至らなかった疑問も湧いてきた。そうしたことを勝手にあれこれ考えるのは楽しい。

2月23日 (木) 縄紋晩期の秦野
 秦野市立桜土手古墳展示館で開催中の特別展「縄紋晩期の秦野」を見てきた。2003年の「丹沢を仰ぐ縄文遺跡」展の時にもいくつか晩期の資料が展示されていたが、今回は展示館の紀要第6号で発表された平沢遺跡9301地点の資料を中心に、堂坂遺跡や太岳院遺跡、南足柄市五反畑遺跡などの資料で構成されていた。神奈川には殆ど晩期の資料は無いと思っていたが、やはりいくつかの地域にはきちんと残されていたようである。注口、浅鉢は当然としても、香炉形土器もあるのか。大洞・安行・清水天王山・前浦など未だ馴染みのない土器たちではあるが、眺めていると気になる点もいくつか出てきた。おそらく後期の土器群の延長線上にあるこれらについても、もっと勉強してしていかねばなるまい、との思いを新たにしたところである。


2月10日 (金) 卒論・修論発表会
 小林ゼミの卒論・修論発表会が開催された。卒論発表会は毎年恒例だが、修論発表会は初めてであろうか。今年の学部生の数が少ないことも原因だろうが、今後も続けて欲しい。

 さて、自分の修論発表については「もういいよ、君はこれにこだわりすぎている」とのお言葉を頂いた。別に土器副葬にこだわっている訳ではないのだ、細かいところをちまちまやらずに、もう少し大きな視点で見るようにとの意味であろう。そういえば、今にして思えば卒論の時にもそのような指導を頂いた。細かいことにこだわるのは私の性格であろうか。しかし、確かにその通りである。このままいくといつになっても博士論文などにはまとまらない。
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