管理人の日記 〜1999年1月〜先月日記トップ翌月
1月20日(水) 飛鳥池遺跡で「富本銭」発見
 本日、朝日新聞一面トップは県の万葉ミュージアム建設予定地である奈良県飛鳥池遺跡から最古の通貨−富本銭の発見を報じた。おそらく他の新聞でも同様であろう。気になるのは「最古」という表現だが、正確なのだろうか。
 いずれにしても、昨年以来、奈良において重要な発見が相次いでいることに驚く。この遺跡も「最古」の天皇と記した木簡が出土するなど話題になった遺跡で、当然ながら保存の声が出ており、今回の発見でその声が高まるのは間違いない。ただ、飛鳥という歴史の里は、おそらくどこでも重要な遺跡が眠っているだろうから建設地移転も難しいかもしれない。うまく同居する方法があればいいが、なければ遺跡を優先すべきであろう。
【関連サイト】奈文研 飛鳥池遺跡(1/15現在富本銭の情報はないが、その他の詳しい資料がある)


1月17日(日) 縄文最大級の加工木材
 本日の朝日新聞社会面に、「縄文最大級の加工木材」という見出しで、東京都東大和市の下宅部遺跡(縄文後期)の記事が出ていた。相変わらず「最大」という言葉が好きだなと感じたが、一応内容を紹介すると、
 2万平方メートルの調査域の東端の河川跡の水場遺構から、長さ6.6m、直径0.8mの加工木材が1本出土。材質はケヤキ。両端に向かって1mくらい削られ、先が細くなっている。まだ埋まっているので詳しい加工は不明。
 ということだ。木材そのものは、あって当然の遺構が偶然残って姿を現わしたというに過ぎないが、その偶然が大きな意味を持つ。水場遺構の調査例は増えてきており、今後の研究で縄文の建築技術が明らかになることが期待される。


1月1日(金)
 ついに99年になってしまったが、まだホームページが公開できない。それはそうと 和泉熊野神社表面採集土器 「青森遺跡探訪」によると青森でウサギ形土製品が発見されたということだ。ウサギを表わした遺物はなかなかないとか、考古学ジャーナルの1月号で江坂さんが言っていたのを思い出した。なんといいタイミングであろうか。
 さて、今年の正月は東京都杉並区の祖母の家に来ているのだが、ここの鎮守の案内板には境内からは縄文土器や石斧、石棒、土師器などが出土したことが書かれており、早速いろいろ拾ってみた。結局、形のいいものを2つほど持って帰ってきた。1つは縄文土器で後期ごろ、もう1つはもっと新しいものだろうと思われる。新年早々、土器を拾ってご機嫌の私であった。
 ※追記:伊勢原市教育委員会で見てもらったところ、縄文土器のほうは中期末〜後期初頭、もう1つは土師器の甕の胎部と教えていただいた。(99.1.5)
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