管理人の日記 〜1999年3月〜先月日記トップ翌月
3月14日(日) 歴博「新弥生紀行」・東博「民衆を導く自由の女神」
 結局忙しくって12日付けトピックスも出せませんでしたが、また新しい話題を。
 13日に歴博と東博へ行ってきました。歴博では「新弥生紀行−北の森から南の海へ」という企画展をやっている。この感想については別稿にまとめるので、それ以外のことについて。
 まず、行って初めて知ったのだが、現在試験的に常設展の写真撮影が認められていた。ここには興味深い資料がたくさんあるにもかかわらず『展示案内』は簡単すぎるので、細かい写真が欲しかった私にとっては朗報である。しかし、今回はカメラを持っていかなかった。是非とも、この措置を恒久的なものにしてもらいたいと思う。
 次に、展示方法について。改めて常設展(原始・古代と民俗)を見たが、ガラスケースに入った資料と入っていない資料随分あることに気付いた。考古資料の本物については多くがケースの中がだ、レプリカや模型(しかも多くが原寸)などはオープンだった。また、民俗展示室ではすべてがオープンだったと思う。前にも書いたように、この展示方法は見る者と資料との間の距離をなくし親しみを感じるもので、非常に共感を覚える。
 次に、ミュージアムショップについて。他館の図録を取り扱っていたが、これは非常にうれしい試みである。最近の図録はカラー図版や解説も多い分かりやすい説明になっており、しかも値段が手ごろでとても魅力的な資料である。しかし、それを手に入れるにはそこまで行くか、郵送してもらうかしかなかった。それがこのように他館でも扱われるようになると、手にとって内容をチェックでき、また新たな資料と出会うこともできるのである。今後はもっと多くの図録が全国的に流通するような体制を整備して欲しいと思う。
 最後にレストランについて。以前訪れた時とは違ってきれいになっていた。しかし、私としてはメニューに不満がある。はっきりって高いのである。大人だけを相手にしているのだったらいいが、私のような子供のことも考えてもらいたい。もう少し手軽なメニューを加えて欲しい。今考えれば下のコンビニで何か買って佐倉城跡の公園で食べた方が良かったという気がする。

 さて、歴博を後にして私は東博へ向かった。佐倉から京成で上野までゆっくり本でも読みながら行こうと思っていたが、残念ながら座ることはできなかった。上野公園の南端から北端まで結構長い距離を歩いていくと、両側の桜のいくつかが、咲きはじめていた。
 東博につくと驚いた。この日は無料公開日で、門の外まで並んでいる。その列に加わって並んだが、40分くらい中庭をぐるぐると回ってやっと中に入ることができた。ところが、展示室は吹き抜けで、警備員の「立ち止まらないで」という声が響いてうるさい。ゆっくり鑑賞できないままミュージアムショップへ。  もちろんドラクロアもみたいのだが、私としてはこのミュージアムショップが目当てである。ここには関連本、全国の博物館の図録を取り扱っている。図録については前述した通りだが、扱っている博物館は歴博とは異なっており、全体的にはこちらの方が量は多い。
 さて、肝心な絵の方だが、やはり実物を見るといろいろなことが分かる。この日は30分延長したので私はもう1度絵を見に行った。西洋画など見たことはないので何とも言えないが、予想以上に大きな絵で細かい所まできれいに仕上がっており感動した。これを描くのは大変な作業だったろうなと思う。そしてこれを運ぶのも大変だろう。日本全国からこれを見にやってくるだけの価値はあることが良く分かった。
 ※国立歴史民俗博物館  東京国立博物館


3月12日(金) 500アクセス記念 アクセス解析
 みなさん、お久しぶりです。約1週間続いた学年末テストもようやく終わりました。これで、数学・理科ともおさらばです。今後は早く大学にいけるように頑張りたいと思います。
 ここ数日更新はできませんでしたが、その間も何人かの皆さんが見てくださっていたようです。その間、12日〜13日に500アクセスを突破しました。本当にありがとうございます。しかし、私は生徒会副会長。年度末・年度始めのさまざまな仕事で休む暇もなくこの連休で書き上げました。

 その前に、世間では卒業式・入学式の日の丸・君が代をめぐっていろいろ騒がれてますが、私から見れば笑止千万。いずれも自分勝手で、主役の生徒のことを何も考えていないのが信じられません。教委、校長、職員、生徒会それぞれ思う所はあるようですが、生徒にとっては人生でたった1回の重要な節目。それが無用な政治的対立で混乱するというのは憤りを覚えます。直前になってどたばたするのではなく、もっと前からいろいろ対策は考えられるはずです。
 とまあ、これは私の個人的意見ですが、役員として公式に話せることでもないのですが、だれかに言わないと気が済まないので。

 それはそうと、最近主要なページに下のようなバーナーを付けました。これによりアクセス解析のサービスが受けられます。
 そこで、これまでの解析結果をいくつか抜粋して、ご紹介しましょう。こういうデータを見ると、見てくださっている皆さんの好みなど分かるので、今後のサイト運営に十分活かしていきたいと思っています。

【解析対象アクセスログ集計期間】 1999年 2月23日 (火) 14時00分 〜 1999年 3月12日 (金) 17時57分 (17.2 日間).
【正常なリクエスト総数】 528、1日平均: 31
【判明しているリクエストしてきたホスト数】 164
【時間帯別アクセス状況】
 [01:00〜] ################(38)
 [04:00〜] ######(12)
 [07:00〜] ##########################(52)
 [10:00〜] ##############################################################(129)
 [13:00〜] ########################(48)
 [16:00〜] ##################################################(102)
 [19:00〜] ########################################(80)
 [22:00〜] #############################(59)
 ※元のデータは1時間毎ですが、便宜的に3時間後とに直しました。10〜12時、16時頃、24時頃にピークが見られます。

【ページ別アクセス状況】
 378:トップページ  49:縄文学への招待  39:トピックス 27:法令集 (以下略)
 ※私が気になるページしか解析を行っていないので厳密には言えないが、トピックス・法令集がメインになっていることが分かる。

【アクセス元URL別アクセス状況】
  89: http://www.yahoo.co.jp/Social_Science/Anthropology_and_Archaeology/Archaeology/
  27: http://search.yahoo.co.jp/bin/search?(以下いろいろ)

  37:http://www.infoseek.co.jp/Titles?(以下いろいろ)
  7: http://japan.infoseek.com/Titles?(以下いろいろ)

  18: http://navi.ntt.co.jp/(以下いろいろ)
  3: http://beehive.navi.ntt.co.jp/cgi-bin/ntt-dir-tret.ie4?

  3: http://infonavi.infoweb.ne.jp/cgi-bin/hayate?RELSWITCH=1&Page=Search_1024&DB=NAVI&Max=10&Template=/t_results.html&QueryString=%C6%EC%CA%B8%B3%D8%B8%A6%B5%E6%BC%BC&OPE=AND&Max=10&QueryRule=$QueryString+URL=$URL1&URL1=&x=21&y=10

  7: http://www.infoaomori.ne.jp/~ssouma/link.html 《青森遺跡探訪》
  4: http://www.infoaomori.ne.jp/~furu3/rink.html 《生活面》
  3: http://www.skao.net/ogp/link1.html 《南河内考古学研究所》
  1: http://www.shikencho.com/educate/educate3.htm 《情報検索と教育__shikencho.com》今回初確認

 ※やはりYahooは凄い。多くの人は、検索エンジンからこのサイトへ来ていることがわかり、今後の戦略の参考にしようと思う。
  一方で、こんなサイトでも他の考古学サイトからリンクをはっていただいており、それを利用してくれている人もいる。サイト間の交流をもっともっと深めていきたい。

【ブラウザ別アクセス状況】
  163: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)
  86: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)
  40: Mozilla/3.01 [ja] (Win95; I)
  30: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.0; Windows 95)
  19: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT)
  19: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; MSN 2.5; Windows 98)
  15: Mozilla/4.06 [ja] (Macintosh; I; PPC)
  14: Mozilla/4.06 [ja] (Win95; I)
  12: Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.01; Windows 95)
  12: Mozilla/4.5 [ja] (Win95; I)
  10: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)
 ※すいません。大体分かるんですが、きちんと分からないもので全部出しました。(誰か教えてください)。
 IE4.0にあわせて作ったものなので、これが1位だったのは良かったと思う。


3月1日(月) 足元の文化財と手作りの考古資料展
 2月21日付けトピックスでお知らせしたように、伊勢原市教育委員会による第11回考古資料展がこの週末に行われている。当初の予定では、展示の様子を紹介しようと思っていたのだが、未発表資料(報告書が未刊)があり、パンフレットも簡単な記載しかない(しかも、文字ばかりで読みづらい)ことと、メインは古墳〜古代で、縄文が主でないことを理由にあきらめた。
 しかし、今回は、会場の様子をじっくりと見ることができるという幸運に恵まれたので、それに関して気付いた点と、感想を述べることにしたいと思う。

 私がお手伝いしたのは27日の午後である。話を伺おうと思っていた担当の人が忙しかったので、しばらく待つことにしたところ、受付をお手伝することになってしまった。生徒会の仕事で慣れているので、私にとっては楽しい仕事である。
 見ていると、見学に来る人は3種類ほどにわかれることがわかった。まず、近隣市町村の埋文関係者などの専門家、次に、毎回来ているような熱心な市民、そして、偶々来て今回初めて考古資料に接するような人である。

 たまに、足を踏み入れてすぐ帰ってしまう人もいたが、多くは興味深そうに見ていた。その人達の会話や質問を聞いていると実に興味深い。
 一番多かったのは、この遺跡はどこですか?という質問。会場には開発側への配慮で現状の説明はされていない。しかし、やはり自分たちの知っている地域に遺跡があることへの興味があるのだろう。位置を示した地図は、展示品の中で最も賑やかだった。
 次は埋甕についての質問だろうか。出土状態の写真が展示してあるのをみて興味がわいたのだろう。普段の生活とは違う不可解な習慣に興味を持ったのだろうか。そういえば、意外なことに遺物の用途についての質問は少なかったが、これは深鉢や高杯など生活の臭いのする、比較的分かりやすい遺物が多かったためであろう。

 そして、遺跡・遺物に関する質問に混じって、普段の保管状況や発掘のシステムについての質問や、博物館設置の要望なども少なからずあったのは喜ばしいことである。(伊勢原市は歴史・文化財の宝庫として知られているにもかかわらず、公立の文化財展示施設はなく、年に2回ほど公民館の一室を借りて文化財展を行っている。考古資料について言えば、県内有数の資料もいくつかあるにもかかわらず、ほとんどの資料は、一般市民が見ることはできない。この現状に対して、多くの人が開設を求めており、私にも私なりの構想がある。近隣の市町村に比べれば、大山や日向、太田道灌という対外的に有名なネタがあるのだから、つくれば評判になるだろうし、なによりも貴重な文化遺産を眠らせておかずにすむ。)
 見ていた限り、はじめて接するような人も、多くは考古資料、特に地元の遺跡に対して興味があるという印象をうけた。

 専門家や熱心なファンにとっては、年1回のミニ展ではあき足らず、規模を大きくしたり、専用施設を作ったりしてほしいのだろう。私とて同じ意見である。しかし、これは財政的になかなか難しい。
 一方、私は何回かこの考古展の準備・片づけの様子を見ており、手伝ったこともある。限られた予算、限られたスペースで、担当者が、展示構成を考え、机・椅子を移動し、パネルを組み立て、全体の見え方を気にしながらカラフルなフェルトを広げ遺物を配置し、キャプションを作り、わかりやすいように説明をつけ、写真をはり、パンフ原稿を打ち、印刷・製本し、コンピュータソフトを用意し、客引きから説明まで行うこの展示は、ガラス張りのケースにただ遺物が並んでいるだけのどこかの資料館に比べ、はるかに親しみがもてる。何といっても手をのばせば届くような展示方法(触れるコーナーもある)がよい。たった3日のために費やした熱意が、日頃考古学には関心の無い市民に、足元に祖先の生活の跡が眠っているという感動を与えるのだろう。
 博物館はあったほうがいい、しかしこのような手作りの展示も素晴らしいものである。
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