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【1964年】
【『文化財保護の手引き』(神奈川県教育委員会)より】
文委記第14号  
昭和39年2月10日
建設省官房長
農林省官房長
運輸省官房長
厚生省官房長
通商産業省官房長
北海道開発庁事務次官
首都圏整備委員会事務局長
近畿圏整備委員会本部次長
日本国有鉄道副総裁
日本住宅公団副総裁
水資源開発公団副総裁
首都高速道路公団理事長
阪神高速道路公団理事長
帝都高速度交通営団副総裁
東北開発株式会社副総裁
電源開発株式会社副総裁
文化財保護護委員会事務局長

史跡、名勝、天然記念物およぴ埋蔵文化財包蔵地等の保護について(依頼)



 最近における開発行為等の公共事業の活発化にともない、史跡、名勝、天然記念物およぴ埋蔵文化財包蔵地等の保護については、まことに憂慮すべきものがあり、国会でも埋蔵文化財保護の立場からしばしばとりあげられ、当委員会としても従来から関係各方面に対して、その保護について協力方を要請してきたところであります。
 ついては、今後とも、貴管下各種事業の計画立案にあたっては、文化財保護法の趣旨を尊重され、史跡、名勝、天然記念物及び埋蔵文化財包蔵地等の保護について、下記により格別の御理解と御協力をお願いいたします。
 また、このことについては、貴管下の出先機関に対しても御連絡のうえ、関係各都道府県およぴ市町村の教育委員会とつねに密接な連格をとられるよう御指示願います。
 なお、このことについて大蔵省主計局長あて別紙写し(1)のとおり依頼しましたので御了知ください。
 おって、日本道路公団においては、下記の趣旨を諒とされ、先般それに基づく「埋蔵文化財発掘調査要領」を別紙写し(2)のとおり定めましたので、御参考までに送付します。

 貴事業計画地域内に、史跡、名勝、天然記念物およぴ埋蔵文化財包蔵地等が所在する場合には、当該計画の遂行に重大な支障を生ずるような計画変更を要することとなることもあるので、計画の立案およぴ実施にあたっては、次の措置をとられたいこと。
(1)史跡、名勝、天然記念物およぴ埋蔵文化財包蔵地等については、原則として当該計画から除外すること。ただし、そのことにより計画に重大な支障が生ずる箇所については、当委員会に対し事前協議を行うこと。
(2)事前協議の結果、当委員会が現状変更または埋裁文化財包蔵地の発掘もやむをえないと考えるものについては、文化財保護法による所定の許可申請等の手続をとること。
(3)上記(2)により現状変更が行われ、または減失することとなるものについては、貴機関が、関係各都道府県教育委員会に委嘱して、事前発掘調査等を行い、記録保存の措置をとること。
(4)上記(3)に必要な経費は、当該事業関係予算により負担されたいこと。


別紙(1)

史跡、名跡、天然記念物およぴ埋蔵文化財包蔵地等の保護について(依頼)

文委記第14号  
昭和39年2月10日
大蔵省主計局長
文化財保護委員会事務局長

 このことについて、別拡写しのとおり関係各機関に依頼しましたので、貴局におかれても、その予算措置等について格別の都理解と部協力をお願いします。

別紙(2) 【省略】

縄文学研究室トップ法令集トップ管理人:Nakamura Kousaku
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